第1部【釜石郷土料理グループ活動事例発表】
平成16年5月から、釜石の宿「舌鼓市場 宝来館」で不定期に開催されている「郷土料理を楽しむ会」。毎回、橋野、箱崎、根浜など釜石市内に住む女性が中心となって、地元の新鮮な食材を生かした料理を提供しています。今回、郷土料理を楽しむ会に参加しているグループの中から4団体の代表(有志)が、設立の経緯、沿革、活動内容、今後の展望などを発表しました。
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第2部【いわて地産地消交流会IN宝来館】
「郷土料理を楽しむ会」のメンバーによる、県内の食材を生かした創作料理と、釜石の地酒を楽しむ交流会を開催しました。
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第3部【大槌・マリンマザーズ吉里吉里の皆さんとの交流会】
様々なわかめのお料理を味わいながら、わかめの養殖についてのお話を伺う交流会を開催しました。
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日 時 : 平成16年11月6日(土)
会 場 : 舌鼓市場 宝来館(釜石市鵜住居町)
参加者: 24名 参加者の感想はこちら
内 容:  郷土料理グループ4団体による事例発表
      橋野どんぐり広場(有志)
      青の木主婦の会
      すみれ会
      東部漁協婦人部(有志)


橋野どんぐり広場 〜佐々木章夫 さん〜

左から佐々木章夫さん、小笠原重子さん、佐々木静子さん。


事例発表会場の様子

美味しそうな沢山の郷土料理

<きびだんごのおしるこ >
煮た小豆の中に熱湯で練ったきびを丸くして入れればいいだけなので、とても簡単です。おしるこには、小豆をつぶつぶ感が残して煮る方法とあんのように柔らかく煮る方法がありますが、今回はつぶつぶ感を残したものにしました。

平成8年5月、運営母体である任意団体「橋野地区直売組合」が発足し、「橋野どんぐり広場」は、釜石市橋野町で土日営業の産地直売所として、スタートしました。開所以降、販売する商品や営業時間など営業内容の見直しや、冷暖房機器の整備を進めて施設の充実を図ってきました。それまでの活動が評価され、平成11年12月には「岩手県いきいき中山間賞」を受賞しました。

その後も所内の整備・拡張などを行って、現在は、年末年始やお盆など一部の期間を除き、朝8時半から夕方5時まで休まず営業しています。組合員数は89名です。ダイコンやキュウリなどの野菜類、季節の山菜・キノコ類、漬物類やだんごなどの加工品、木工工芸品など約100種類の商品を販売しています。

近年、産直施設での販売のほかに、そば打ちや豆腐作り、農業体験などのグリーン・ツーリズムにも取り組んでいます。活動を始めて4年ほどになりますが、徐々に定着してきました。お客様の多くは、釜石市内を中心に遠野市、三陸町など近隣の市町村からやってきます。

このように活動内容を広げていますが、日頃から生産者として、健康的な土づくり、低農薬・減農薬での栽培技術の向上を図り、安全・安心をアピールできる産直施設にしたいと考えています。その一環として、いわて生活協同組合の「生協まつり」に参加し、生協の共同購入を通じて産直の商品を販売しました。安全性に十分配慮し、食品を提供している生協の考え方は、消費者(顧客)との信頼関係を深めたい私たちの考え方とも一致しています。この取り組みは、今後もますます進めていきたいです。

地産地消運動は、橋野地区だけでなく、県内の各地域の活性化につながる素晴らしい事業だと思います。産直施設は、その運動の柱になっていると考えていますので、これまで以上に生産者の立場としての責任と自覚を持ち続けながら、活動していきたいです。

橋野どんぐり広場
住 所 釜石市橋野町38−41−1
TEL 0193−57−2650

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青の木主婦の会 〜小笠原静子 さん〜

事例発表 小笠原静子さん。


三種類の仙人長老嬉。



左が、具が沢山入ったひっつみ汁。

<ひっつみ汁>
具で買ったものはお肉とお醤油くらい。あとはほとんど自分のところで採れた食材を使っています。化学調味料は一切使っていません。

「青の木」といってもご存知ない方が、ほとんどだと思います。この辺りは、地図では「橋野坑道」と載っていますので、そちらの方がわかりやすいかもしれません。約15世帯、30人ほどが暮らす山奥の小さな集落で、街の人には「よくこんなところに住んでいるなぁ」といわれますが、春は桜、夏はラベンダーが咲く美しいところです。

「青の木主婦の会」は、昭和59年に結成しました。青の木に住む女性ならいくつになっても、誰でも参加できます。当時は、今より世帯数も多かったので、メンバーは10人ほどいましたが、現在は7人で活動しています。実は今から15年程前、この地域に地産地消できる、いわゆる地場産品がないか、県からご指導いただく機会がありました。年々、集落から離れていく人たちが多い中で、私たちに何かできることはないか、いろいろと探していました。

そんな時、「なんか珍しいものがある」と見つけたのが、今回ご紹介する長老喜(チョロギ)です。長老喜は、昔から集落の畑のほとりに生えていて、戦時中、根の部分が大きくなったものを、アクや灰の中に入れて焼いて食べていたそうです。ちょうどユリの根か何かを食べている感じだったとか。表向きは雑草にしか見えず、掘り出してみないとわからないので、私たちもそれまで全く知りませんでした。

私たちは、長老喜を漬物にすることにしました。長生きして喜ぶ仙人みたいになれるように「仙人長老喜」と名づけ、商標登録もしています。平成9年には「食の匠」に認定されましたが、生産当初は、どのように漬ければおいしいか、作ってはみたけれど販売先はどうすればいいか、など苦労の連続でした。化学添加物や人工着色料を一切使用せず、生産から加工まで、すべて手づくりの良さが認められ、今や全国から注文をいただく商品となりました。仙人長老喜を通じていろいろな方々と出会って、人との関わり合いやグループ活動の大切さを学ぶことができたことは、生きていく上で、これまで苦労した何十倍もの価値があると思います。普及員さんや行政の方々に、力を貸していただいたことや、家族の活動に対する理解も大きいですが、みんなで力を合わせて、よくここまでやってきたなぁという気持ちでいっぱいです。

仙人長老喜のおかげで、産地直売所と食堂を兼ねた「峠の茶屋」を開くことができました。営業時間は、5〜12月の土日、朝9時から夕方5時までで、食堂では、山菜そばやひっつみ汁など郷土料理を出しています。昔ながらの料理を出すなら、同じように着るものも自分たちで縫おうってことになり、タンスの中に眠っている着物や絣(かすり)で、峠の茶屋のユニフォームを作りました。そしたら、前掛けも頭巾も…ということで、気がつけば全身揃っていました。橋野坑道を訪れて、ここに寄られた方が「いいところですね」「また来たいです」と、メッセージを残してくれるのが一番うれしいです。

「山は海の恋人」とか「海は山の恋人」といいますが、青の木は空気もきれいだし、水もおいしいです。朝起きて、のどがかわいた時に飲む水、昼に一服する時に、少し拭いただけで食べられる野菜のおいしさ…こんなにいい所にいるんだと感じます。私たちが、この故郷に自信を持って住んでいれば、みんな、その魅力に引き寄せられると思っています。最近は、グリーン・ツーリズムの活動も始めました。「時間があれば、また青の木さ行ってみっぺ」と言われるような雰囲気を作りながら、いろいろと発信していきたいです。ぜひ一度、青の木へいらしてください。

青の木主婦の会
住 所 釜石市橋野町2−38
TEL 0193-57-2005

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すみれの会 〜前川良子 さん〜

事例発表 前川良子さん。


左から小林容子さん、前川良子さん。


彩り鮮やか海鮮漬け

<海鮮漬>
新巻鮭を大根、ニンジン、すき昆布などと一緒に、白菜やキャベツで挟んで漬け込み、ニンニク風味で仕上げた冬季限定の漬物。隠し味に釜石市の第3セクター「海拓舎」の魚醤(ぎょしょう)を使い、釜石産の素材にこだわっています。

平成6年から2年間、第一次産業に従事する女性のリーダー育成のために、釜石地方振興局で開催された「ときめきレディースA&F」の受講生8人で「すみれの会」を結成し、現在も8人で活動しています。当時、そこで勉強したことを生かして、私たちに何かできないかと考えた時、思い浮かんだのが“お漬物”でした。

私は、胆沢町出身ですが、魚が取れない、米と野菜の町でしたので、母は魚や野菜を漬け込む「朝鮮漬」をよく作っていました。漬物にしようと思いたった時、釜石の沿岸部では、サケが安くて余っていましたし、山間部では、捨てしまうほど野菜がたくさん採れました。朝鮮漬からヒントを得て「海鮮漬」を生み出したんです。

海鮮漬に取り組み始めて3年ほど経った頃、三陸鉄道の車内で、釜石産のマツカワカレイと海鮮漬のイベント試食会が催されました。ここで非常に好評だったので、「いわての水産加工食品展」というコンクールに出品したところ、漁連会長賞をいただきました。そこで、もっと上を狙いたいと思って、もう一度チャレンジしたら、次は県知事賞を受賞しました。平成13年には「食の匠」にも認定され、私自身も自信がつきました。

すみれの会で活動し始めてから、8年ほどになります。海鮮漬は、私のところに集まって漬け込みを始めますが、最初は「物好きが集まって暇なときに何をやってるんだ」って思った方もいたかもしれません。でも、海鮮漬が新聞で取り上げられたり、賞を取ったりして知られるようになると、だんだん見る目が変わってきました。最近は、周りの人たちから「あぁ、またすみれの会で今年も始まったね」って声をかけられます。グリーン・ツーリズムも行っていますが、地域の皆さんを巻き込んで、活動に参加してもらっています。漬物を通して仲間が増え、都会の方々や子どもの世代が、第一次産業に目を向けるようになったのがうれしいです。これからも地域の活性化の役に立てればいいなと思います。

メンバーは、それぞれ仕事を持っているので、海鮮漬は、イベントなどで販売する時にしか漬け込みができません。漬け込みから出来上がるまで、1週間くらいかかり、1パック200gのものが、一度に300パック作れます。時々「いわて銀河プラザ」にも出荷していますが、すぐに売り切れてしまうそうです。「通年で置いてほしい」という声も多いですが、この地域の新鮮な素材にこだわっているため、冬季だけ予約販売しています。

海鮮漬は、商標登録を取っていますが、類似品がたくさん出回っています。でも私たちは、素材にこだわっていますし、保存料・着色料を一切使用せず、手づくりで漬け込んでいますので、味には絶対に自信があります。ニンニク風味であっさりと、老若男女問わず食べやすく仕上げてありますので、ぜひ一度お試しください。

すみれの会
住 所 釜石市鵜住居町22−36
TEL 0193-58-2916

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東部漁協婦人部 〜大森真佐子 さん〜

左から大森真佐子さん、三浦紘子さん植田栄子さん、萬由美子さん。



大森さん事例発表の様子。


フレッシュな海鮮サラダ。



歯ざわりの良い若布茎煮。

<ワカメの茎煮>
ワカメの中芯は塩漬けされていることが多いため、何回か沸騰したお湯でサッと煮て“塩抜き”します。ニンジン、ゴボウ、シイタケを細切りにし、少しゆでます。ピーマンと生姜を千切りにし、枝豆をさやから出しておきます。鍋にワカメと、醤油、みりん、砂糖と酒を適量加えて柔らかくなるまで煮ます。他の材料を加えて、絡めれば出来上がりです
私たちの属する釜石東部漁協は、箱崎半島に位置しており、箱崎、白浜、鵜片浦、両石の4つの地区に分かれています。婦人部も、それぞれ4つの地区にありましたが、平成15年8月にひとつになりました。会員数は381人です。今回発表されている他のグループと違って、何か起業をしているわけではありません。1年のうち、4つの地区が一緒になって行うことは、4地区合同の交流会や講師を招いての講演会などです。

平成16年7月、「郷土料理を楽しむ会」に初めて参加しました。地元でとれるもの、体にいいものということで、ヒジキのごはんと海鮮サラダを作りましたが、2品とも好評でした。子どもさんから大人まで、喜んでいただけたようでうれしかったです。ということで、今回も海鮮サラダ、そして、この地域で昔から家庭に伝わる「ワカメの茎煮」をご用意しました。ワカメの茎煮には、ワカメの中芯を使います。昔は、これにニンジンとゴボウを加えるだけでしたが、最近は、シイタケや枝豆などを入れて、彩りよく具だくさんで煮付けるように工夫しています。

普段、私たちが何気なく作って食べている料理ですが、他の地域の皆さんにとっては、新鮮で喜んでいただいているようです。まだ、料理を商品化するには至っていませんが、安全・安心をモットーにさらにおいしくなるように研究を重ねて、グリーツーリズムの活動などにも積極的に参加していきたいと思います。

東部漁協婦人部
住 所 釜石市箱崎町7−61−2
TEL 0193-28-2507

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日 時 : 平成16年11月6日(土)
会 場 : 舌鼓市場 宝来館・松の根亭
会 費 : 3000円
参加者: 37名 参加者の感想はこちら
内 容 : 郷土料理グループの皆さんによる郷土料理と地酒による交流会


【献立】[ ]内は担当グループ名



 宝来梅酒
 かきのお吸い
 マツカワカレイのカルパッチョ [東部漁協婦人部]
 ホタテの刺身[東部漁協婦人部]
 短角牛のローストビーフ 胡麻ダレ付 [青の木主婦の会]
 柿なます [どんぐり広場]
 手作り味噌(山椒・胡桃の2種)橋野とうふ田楽[どんぐり広場]
 ワカメの茎漬 [東部漁協婦人部]
 ワカメとイカの酢物 サラダ風 
 ひっつみ汁[青の木主婦の会]
 秋刀魚ごはん 雑穀入り [東部漁協婦人部]
 きびだんごのおしるこ [どんぐり広場]
 海鮮漬[すみれ会]長老喜(チョロギ) [青の木主婦の会]
 漬物各種[どんぐり広場]
【地酒】


・浜千鳥純米吟醸 吟ぎんが
・浜千鳥純米吟醸 美山錦
・浜千鳥特別純米酒
・仙人郷純米酒

交流会会場の様子




日 時 : 平成16年11月7日(日)
会 場 : 大槌町吉里吉里海岸公園フィッシャリーナ
参加者: 19名 参加者の感想はこちら
内 容:  生産者の皆さんとの意見交換会
       わかめ料理を囲んでの交流会

<生産者のお話>
吉里吉里わかめのすべてを食卓へ 〜東谷ヒロ さん〜
熟練の技が生み出す絶品わかめ 〜関谷正人 さん〜
作っていただいたわかめ料理


吉里吉里わかめのすべてを食卓へ 〜東谷ヒロ さん〜

マリンマザーズの皆さん


東谷ヒロさん


わかめ料理準備の様子


お料理についてお話を伺いました


ずらっと並んだわかめ料理


いろいろ試食させていただきました

夢の里・吉里吉里へお越しくださってありがとうございます。ここは、昔からワカメの養殖がさかんで、私たちの「お父ちゃん(主人)」もやっています。ワカメを出荷する際、規格外や葉を取った茎などが出てきますが、海に返したり、家庭で料理して食べるだけで「もったいないなぁ」と思っていました。そこで5年ほど前「もったいない精神」のもと、浜のお母さんたち10人が集まって「マリンマザーズ吉里吉里」を結成し、ワカメの茎の部分を商品化してみようということになりました。会の名前は、みんなが楽しく活動するために、おしゃれでハイカラにと思ってつけました。吉里吉里にある「おおつち郷土資源創造センター」をお借りして、そこを拠点にワカメ料理の研究、商品の加工などを行っています。

私たちはワカメを、葉、メカブ(根元にあるひだひだの部分)、元茎(葉とメカブの間の茎)、中芯(茎の中で一番太いところ)の太い部分と細い部分の5種類に使い分けています。皆さんがよく家庭で食べているのは、葉の柔らかい部分です。今回はお吸い物やサラダなどに使っています。そして、太くて硬いのでほとんど出荷されない茎の部分を調理したものが「ばぁーらー漬け」「漁り火漬け」「吉里吉里若芽煮」の茎わかめ三昧です。元茎は、ニンジン、ゴボウ、しその実などの野菜と一緒に「ばぁーらぁー漬け」に、中芯の太い部分は、黒砂糖やはちみつ、醤油などで煮込んで「吉里吉里若芽煮」に、中芯の細い部分は、根ショウガを加えて醤油味に仕上げた「漁り火漬け」に使っています。ちなみに「ばぁーらー」とはここの方言で、驚いたり、びっくりした時に使う言葉です。「ばぁーらー漬け」はびっくりするほどおいしいという意味でつけました。

ワカメは、縁起がいいといわれますし、このあたりでは昔から、茎を使った料理は、御祝儀の際に出されたり、普段から食卓に並んでいました。家庭では、それぞれ自分たちの好みで味付けしているので、商品化する時に一番困ったことは「いつも同じ味に作ること」でした。皆さんの口に合うようにしないといけないので、近所の方々に、味見していただいたこともあります。どんな味にすればいいのか、みんなで試行錯誤した結果、今の味になりました。

料理の素材は、吉里吉里産のワカメはもちろん、新鮮な野菜や黒砂糖など体にいいものばかりですし、食品添加物は使用していません。作るときのポイントは、吉里吉里産のワカメを使うこと。しっかりして、歯ごたえがあるのに柔らかいんです。普通ワカメは、新鮮なほどいいと思われますが、茎などを煮付ける時は、かえって渋みが出てきます。そういう時は、塩でよくもんで渋みをとるか、少し日が経ったものを使うと、まろやかでふんわりとした味になります。あとは、何を作る時でもそうだと思いますが、「おいしくなれ、おいしくなれ」って、愛情をこめることかな。料理も、声をかけてあげることが大事です。

茎わかめ三昧は、手づくりの安心できる惣菜として県内・外で注目されるようになり、平成12年には「食の匠」に認定されました。ワカメやホタテの南蛮漬けや、メカブとホヤのキムチ漬け、わかめのかりんとうなど他の商品と一緒に、月2回開かれる日曜朝市や各種イベントに参加して販売しています。値段は、吉里吉里若芽煮300円、漁り火漬け200円、ばぁーらー漬250円、ワカメの南蛮煮200円、ホタテの南蛮煮300円で、いずれも1パック170g入りです。冷蔵庫に保存すれば、漁り火漬けとばぁーらー漬けは1週間〜10日、吉里吉里若芽煮は1カ月、ワカメやホタテの南蛮煮は2カ月近く日持ちします。

朝市やイベントに来ていただいている皆さんと交流するのは、すごく楽しいです。大人はもちろん、子どもたちも試食に手を伸ばして、おいしそうに食べてくれている姿を見ると、こちらもうれしくなります。「どれがいいの?」って聞くと、ちゃんとそれぞれの好みを話してくれるんです。小さい頃から、ワカメの茎を使った料理のおいしさを知ってもらいたいので、学校給食などで出すことができればいいなぁと思っています。

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熟練の技が生み出す絶品わかめ 〜関谷正人 さん〜


わかめ養殖業の関谷正人さん


関谷さんからお話を伺いました


わかめ養殖魚の皆様

この辺りは、県内でも有数のワカメの産地で、現在は36世帯がワカメの養殖業を営んでいます。年齢は、私が62歳と一番若い方で、ほとんどが70、80歳以上ですが、年を取ってもみんな元気でやっています。

ワカメの養殖は、7月下旬の「種つけ」から始まります。9月中旬くらいから芽を養成するためにきれいに掃除し、沖の方へ持っていきます。11月上旬に沖から戻して2回目の掃除を行い、中旬〜下旬にかけて田んぼに苗を植えるように、1本300mの幅になるように棚場に種をまきつけます。

私は、ワカメの養殖を始めてから40年以上経ちますが、この世界は5、10年じゃ一人前になれないといわれています。台風、暴風雨など悪天候の影響で、棚場が全滅したこともあるなど非常に難しい世界ですが、何よりも大事なのは種作りです。だいたい水温14℃から種がつくとされていて、あまり水温が高すぎると芽がでなくなります。

また、種をつけた後、海に沈める深さも大事です。水温によって5m下げる人もいれば、7mの人もいます。たとえば、水温が17度でも1m下げると変わってきます。天候に左右されるので、毎年同じようにはいきません。

このあたりは、潮の流れが早いので、魚介類中に含まれる汚染物質や貝毒が少なく、海水が非常にきれいです。ワカメを育てるには、最高の環境なんです。私たちの地域では、ワカメを間引いたり早く取ったりしないで、3月中旬から4月下旬に刈り取ります。刈り取る時期が、遅れれば遅れるほど身が厚くなって、硬くなっていきます。

棚場から引き上げてきたワカメは「お母ちゃん」たち女性が中心となって、茎の部分から葉を1本1本、手作業で取ってます。吉里吉里産わかめのよさは、ゆでた時に緑色がきれいで柔らかいところです。一度味わったら忘れられない絶品ワカメ。皆さん、ぜひ食べてみて下さい。

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【作っていただいたわかめ料理】
ばぁ〜らぁ〜漬け
わかめの南蛮漬け
漁り火漬け
メカブとホヤのキムチ和え 
ワカメのサラダ
帆立の南蛮漬
ワカメの白和え
ワカメごはん(おにぎり)
吉里吉里若芽煮 
大好きいわて産
http://www.act.jpn.org/daisuki
制作・運営 NPO法人いわて芸術文化技術共育研究所
このサイトは平成16年度県との協働事業の補助を受けて運営しています。